澄み渡る新進気鋭のピアノロックバンド mol-74
ピアノロックバンドと言えば皆さんは誰を思い浮かべるだろうか。
SHE'S?テスラは泣かない。?
それらはもう古い。
今の邦ロック界でピアノロックバンドといえば「mol-74(モルカルマイナスナナジュウヨン)」彼らである。
ボーカル武市の透明な歌声、柔らかなメロディ。
この2つがうまく絡み合い、まるで北欧にいるかのような独特な世界観を生み出している。
TUBEが夏のグループであるように、mol-74はまさに冬のバンドであると思う。
「八月の映画」という曲を出しているが水遊びのような夏的なさわやかさはないバンドだと思うので(人によって違うと思うが)個人的には微妙な出来である。
ただ歌詞のほうは「まあ……うん…」といった感じである。
しっとり系インディーズバンドによくある歌詞で、一曲ぐらいならいいが、何曲も聞いていると代り映えのない内容にもういいよとなる。
しかしそれを補って余るほどの魅力を持ったバンドだと思うのでぜひアルパムを買って聞いてみてほしい。
(僕はMVにされてない曲のが好きなのでぜひ)
決して盛り上がるような曲はないが冬の空気のように澄んだ美しさを持つmol-74。
曲はとても素敵なのだがボーカルのルックスや歌詞の内容により案の定サブカル女子がファン層の大部分を占めているようである。
ぶっちゃけ未来のないファン層だと思うので新たなファン層をつかめるような曲も書いてほしいところである。