みゅーじか

僕が好きな音楽を紹介するだけ

圧倒的「閃光ライオット」感 WOMCADOLE

閃光ライオット」というロックフェスをご存じだろうか。

去年まで行われていた10代アーティストの登竜門的イベントである。今年からは「未確認フェスティバル」と名前を変えて行われているが、これまで「Galileo Galilei」や「ねごと」、「CHEESE CAKE」、「The SALOVERS」といった数々の名バンドを輩出してきたイベントである。

個人的な偏見が多分に含まれていると思うがこのフェスに出るバンドの大きな傾向として、初代グランプリの「Galileo Galilei」に見て取れるように「青春くささ」「青臭さ」があると思う(10代バンドというのが大きく関係していると思うが)。

言葉で説明するのは難しいが歌詞に「僕」とか「君」とか入っていたり、ボーカルのロングトーンがちょっと汚かったりとかそんな感じである。

 

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2013年に閃光ライオットに出場するも「フィッシュライフ」らに敗れ、賞を取れなかった「WOMCADOLE」はそんな「青臭さ」を今なお持ち続けるバンドである、

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もう一度どこかタイアップしてくれ österreich

the cabsというバンドを知っているだろうか。

独特の変拍子爆撃機のようなドラム、悲鳴のようなシャウト、それらと対照的に細い歌声。

あらゆるバンドとは一線を画していたバンドである。

解散した今でも所属していた残響レコードには今でも影を追っているバンドが多くいるのではないだろうか。

めちゃくちゃ好きなバンドなのでたぶんそのうちしっかりと記事を書きたいと思う。

そのthe cabsでギターを弾いていた高橋國光のソロプロジェクト、それがösterreichである。

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本気の心の叫び それでも世界が続くなら

CDが売れないと叫ばれて久しい音楽業界。

BRADIOのようにライブシーンを売りとして押し出してくるバンドが増えていくのは当然の流れであろう。

特にインディーズになると対バンが知られるための重要な機会となっているためライブはとても重要なアピールポイントとなる。

「ライブパフォーマンス」といって多くの人が考えるものはキュウソネコカミゴールデンボンバーのライブのようなものであろう。

 

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こんなライブ行ったら絶対楽しいに決まっている。

しかし「それでも世界が続くなら」のライブパフォーマンスは少し違う。

 

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ライブとしても盛り上がりは確かにないかもしれない。しかし聞く側の感じる熱量は全然負けていない。

ボーカルの熱を観客に伝える。それこそがそれでも世界が続くならのライブパフォーマンスである。

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ハルカトミユキよ甦れ

インディーズからメジャーに行って方向性が変わってしまうことはよくあることである。

「売れる」ことが求められるメジャーで方向性が変わってしまうことは仕方がないことではあるが、インディーズ時代からのファンとしては悲しいところである。

悲惨なのは方向性を変えたのにも関わらず新規のファンを取り込むことができず、既存のファンも逃してしまうこともあるということである。

ハルカトミユキもそのような事態に陥りそうで不安でならない。

 

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澄み渡る新進気鋭のピアノロックバンド mol-74

ピアノロックバンドと言えば皆さんは誰を思い浮かべるだろうか。

SHE'S?テスラは泣かない。?

それらはもう古い。

今の邦ロック界でピアノロックバンドといえば「mol-74(モルカルマイナスナナジュウヨン)」彼らである。

 

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前向きな喪失感 水槽のクジラ

インディーズバンドは大きく2つに分けられる。

爆音や手数で勝負して「なんかかっこいい」を醸し出してやっていくバンドと悲観的・悲壮的な歌詞でメンヘラ、サブカル好きを集めるバンドの2つである。

大概前者には男が後者には女のファンが集まる傾向にある。

その2つをうまいこと両立させて成功させたのがsyrup16gなのであろう。(ファンの方違ったらごめんなさい)

方向性としてはそういうところを目指しているのであろうバンド「水槽のクジラ」を紹介したい。

(ただsyrup16gとは似てもつかないのでそこは悪しからず。そういうのが聞きたい人はpegmapを聞いていよう)

 

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